■ターメリックの使い方とレシピ
ターメリックはインド料理には欠かせないスパイスです。カレーの黄色はターメリックの色なんです。下の写真のカレーの色は元々のお豆の色もありますが、ターメリックの色がほとんどです。
またターメリックは、カレーの香辛料としてだけでなく、様々な料理に多用できます。
水で溶けず、油やアルコール類によく溶けるので、油を使う料理と相性がとても良いのです。また、スピリッツなどのアルコール類に溶かして使用しても良いでしょう。
風味は少し土臭く、苦味があるので、よく加熱して使用するか、使用量には気をつけましょう。
食欲をそそるターメリックライス
ターメリックを使用した、有名で簡単なレシピがターメリックライスです。
お米1合に対して小さじ1のターメリックとバターを加え、
炊飯器で炊くだけで、ターメリックライスの出来上がり。お好みで、仕上げにパセリなどを添えると、彩り華やかなインスタ映えする料理になります。
カレーの盛り合わせには勿論、肉や魚のソテーやムニエル、野菜や豆料理などと一緒に食べても相性抜群ですよ!
肉魚野菜料理に
いつもの肉魚料理に少し加えるだけで、インド風味に早変わり。
作り方は簡単です。
フライパンを熱し、油を引いた後、ニンニク、ネギ、生姜など、お好みの味付けに、ターメリックパウダーをひとつまみ加えます。
そして、肉魚野菜などを炒めましょう。ターメリックは入れすぎると苦味が強くなるので気を付けましょう。
お料理の彩りに
野菜スープに加えると色鮮やかな黄色になり、
見栄えのする、おもてなし料理が簡単に作れちゃいます。
パエリアを作る際に、高価なサフランの代用としてターメリックを使用している料理好きの方も多いでしょう。
海外セレブもご用達のターメリック・ラテ

牛乳や豆乳、アーモンドミルクなどに、ターメリック、シナモン、ジンジャー、蜂蜜などを加えて作るターメリックラテは、美容にも良いのでヨーロッパのカフェなどで流行っています。
その風味は、ターメリックの苦味がシナモンやミルクにマッチして、意外にもマイルドでクリーミースープのような感覚。
飲むと体がポカポカと温まり、寒く風邪が流行る季節にはピッタリなのです。
ターメリックラテの発祥は南インドで、古来昔から、伝統医学アーユルヴェーダの療法として用いられてきました。現地では、「ハルディ・ドード(ターメリック・ミルク)」と呼ばれています。
インドでは、「風邪をひいた時にお母さんが作ってくれた。」という話をよく聞きます。
ちなみに世界のセレブの間では、ターメリックの鮮やかな黄金色から、「ゴールデン・ラテ」と呼ばれ親しまれているようです。
そんな、インドのおふくろの味が、海を越え、時代を超え、現代では女子力アップな飲み物として、世界のセレブ達にも親しまれているんですね。
風邪や二日酔いにオススメのターメリック雑炊
胃もたれ、二日酔いなどで、胃が弱っている時にオススメなのが、
「簡単大根おろしとターメリックの雑炊」です。
作り方は簡単。
雑炊のだし汁に、ターメリックパウダーをひとつまみ加えます。
ご飯と卵を加え、最後に大根おろしを乗せたら出来上がりです。
■ターメリックは美容にも使えます
ターメリックに含まれるクルクミンには抗酸化、抗炎症、抗殺菌作用などがあります。老化の原因である活性酸素を制御し、アンチエイジングに絶大な効果を発揮します。また、美白、シミ、しわ、くすみ、ニキビ、毛穴を小さくするなど、様々な美容効果もあるんです。
インド自家製ターメリックパックのレシピ
ターメリックに、ヨーグルト、蜂蜜、ベサン(ひよこ豆をペースト状にしたもの、無ければ小麦粉でもOK)、米のとぎ汁、ローズウォーターなどをお好みでチョイスし、加え、ペースト状にします。顔に塗って10分から15分したら、ぬるま湯で洗い流しましょう。
ターメリックの黄色は染料に使用されるほどなので、ターメリックパックの後は、よく洗い流しましょう。ターメリックの黄色が肌に残ってしまうと、美白ではなく美黄金になってしまいますよ。
■伝統医学アーユルヴェーダでは

ターメリックは、抗炎症、殺菌効果もあるので、
インドでは小さな切り傷などに赤チンのように使われることもあります。
ミルクにターメリックと砂糖を加えて煮たターメリックミルク(ハルディ・ドード)は、喉の炎症を抑え、風邪予防にも効くのでインドでは親しまれています。また、肝機能向上の効果もありますので、二日酔いにも効果があるでしょう。
さらに、ターメリックは黒胡椒と一緒に摂取すると、ターメリックに含まれるクルクミンの吸収量が20倍にもなるそうです。
黒胡椒の引き立て力には驚きですね。
消化不良や健胃として
ターメリックには消化不良や吐き気を抑える、胃の健康を促進する作用があります。
こちらの効果は確かなものとして、健康食品飲料などに取り入れられています。
サソリに刺された時に
日本では全く用事がありませんが…インドではサソリに刺された時の緊急治療にも効果があると言われています。ターメリックとゴマ油もしくは、ライムなどを混ぜ合わせたものをサソリに刺された幹部にすり込みます。ターメリックの鎮静化作用、抗炎症殺菌作用などが効果をもたらすと言われています。
魔除けとして
魔除けの効果があると伝えられているスパイスの殆どは、防虫防腐効果があるものです。例えば、唐辛子は、防虫効果に米びつに入れたりしますね。インドでは家や商店の軒先、車やバイクなどに、唐辛子とレモンで出来た、お守り、魔除けグッズが飾られているのを、よく見かけます。
ターメリックにも同じく、防虫効果があります。物を腐らせない、悪い虫を寄せ付けないなどのことから、ターメリックには、魔除け効果があると、インド、アジア各国で大昔から言い伝えられているのです。
特に南インドでは、首や腕に、親指ほどの大きさの乾燥したウコンの根茎をビーズの様につなげて、身に付ける人もいます。
これは伝統的な、お守り、魔除けグッズとして人々の間で親しまれています。
インドでは儀式にも

インドの結婚式前夜には、ハルディと言って花婿、花嫁の顔や体にターメリックを、塗りたくるという独自の儀式もあります。魔除けや抗殺菌作用、肌を綺麗にする効果のあるターメリックなので、お清めの意味もあるのでしょう。
また、日本の大相撲では、お清めに塩が撒かれますが、インドの相撲クシティでは、ターメリックが使用されるんです。ターメリックはインドだけではなく、アジア、ハワイなどでも浄化の役割があると宗教儀式で、よく用いられています。
■染色剤として

ターメリックの鮮やかな黄金色は、バター、マーガリン、マスタード、たくあん、ソーセージ、チーズ、リキュールなど様々なし食材の天然着色料として使用されたりしています。
インドやアジアでは、ターメリックの黄金色は吉祥の色として、僧侶のまとう袈裟や、仏教グッズを染料するのに使用されています。ターメリックで染めた布には防虫効果があるので、赤ちゃんのお包みに使用したりもします。
■ターメリックの保存方法

各種スパイスの賞味期限は、保存方法、状態によって左右されます。未開封の良い状態で保存をすれば、長いもので4〜5年は鮮度を保てるそうです。ホール状のスパイスは2〜3年、パウダー状のスパイスは1〜2年と言われています。
開封後のターメリックを始めとするスパイスは、空気に触れるために、風味が落ちていきます。保存方法としては、
空気に触れることのない密封容器などに入れ、太陽光の当たらない涼しい場所で保存すると良いでしょう。
また、冷蔵庫での保存は最適かと思われがちですが、そうでもありません。冷蔵庫内と、調理をする時に外に出した時の温度差により、結露を起こす可能性があり、劣化を早めてしまうので気をつけましょう。
常に新鮮なスパイスを使用したいのであれば、ホール状のスパイスを使用する時に粉末にするという方法もありますが、少し手間がかかりますね。
■ターメリックの使用についてのご注意
ターメリックの鮮やかな黄金色は、絹や綿の染料としても利用されるほどなので、
使用の際は、衣服などに付かないように気をつけましょう。
万が一、付いてしまった場合、ターメリックは紫外線で分解される性質があります。驚くことに、染み抜きをして、天日干しをするだけでターメリックの黄色い色素が抜けていくんです。日陰干しマークのある衣類には、曇りの日を利用して染み抜きをするなんていうアイディアもありますよ。
また、ターメリックの取りすぎは、逆に肝機能に負担がかかる恐れがあります。妊娠中、授乳中、肝疾患のある方は注意してください。
健康に良い食材だからといって、摂りすぎてしまうと身体に負担がかかってしまいます。
「腹八分目に医者いらず」「ターメリックあれば医者いらず」ですね。
■まとめ
このように、健康促進、病気予防、美容効果、更に魔除けの効果まであるターメリック。食べても良し、傷にも良し、サソリに刺された応急処置にも良しなので、キャンプ、旅先、サバイバルには必須アイテムと言ってもいいかもしれませんね。