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ヨガの本タンスクレーパーとは
「タンスクレーパー」って聞いたことがありますか?日本ではまだそこまで知られていないかもしれませんが、タンスクレーパーとは舌のお掃除を行う道具になります。薄く細い金属の板をU字型に曲げたものが一般的で、ヘラのような役割をし舌にこびりついている汚れを取り除きます。ドラッグストアでよく売っているプラスチックのタンクリーナーの元の形がこのタンスクレーパーになります。
アーユルヴェーダでは舌の掃除は重要!
タンスクレーパーの発祥は、インドの伝統医療である「アーユルヴェーダ」の教えのもとから生まれました。
アーユルヴェーダでは夜寝ている間に皮膚や舌に体内の老廃物や未消化物であるアーマがでてくるとされており、汚れをそのままにしておくと心身に不調をきたす良くないものと考えられています。
そのため、朝起きたらまず自分の体を丁寧に浄化(デトックス)することが重要になり、タンスクレーパーでの舌のお掃除も大事なデトックスの1つです。アーユルヴェーダでは、まず朝はタングスレーパーで舌のお掃除!そして白湯を飲んでヨガの練習というルーティーンがベストな朝の流れなのです。
医学的な面からみても、舌は「内臓の鏡」ともいわれる程、自分の体調が反映される場所で、身体が不調の時や消化力が落ちていると舌の汚れが付きやすくなると言われています。
タンスクレーパーを毎日の生活に取り入れるということは、ただの舌のお掃除というだけではなく、自分の体調を知るいいきっかけにもなります。一日を健康的に過ごすためにも、舌のお掃除は重要なんですね。
タンスクレーパーをするメリット
ただ舌の汚れを取るだけではなく、タンスクレーパーを使用することによる様々なメリットがあるんです。たかが、舌のお掃除と思わずにメリットを知ったらきっと、今すぐにでも取り入れたくなるハズ!
毎日の健康状態をチェックできる
東洋医学では舌は内臓の状態を表しているとも言われます。
舌に付着する白っぽい汚れは「舌苔(ぜったい)」と言い、食べかすや細菌、白血球のカスが溜まっている物です。また、他にも体内に残っている毒素や未消化物(アーマ)が夜寝ている間に血液を通って舌の表面に浮上してくるので胃の調子が悪く未消化物が多いとこの舌苔も増え、舌がより白く汚れます。
朝起きて自分の舌をチェック、タンスクレーパーで掃除をしたときに白っぽい舌苔が多くあるようでしたら食べ過ぎや胃の不調を疑いましょう。また、舌の汚れである舌苔は体の免疫力が低下しているときにも多く付着します。
舌苔が多いなと感じる時は胃を休め、免疫力がアップするように体を温めたり栄養のある身体に優しいものを食べるなど自分でケアするようにしましょう。
以上のように舌1つでも、自分の健康状態を確認することができます。タンスクレーパーでの毎朝の舌のお掃除を日課にして舌の様子を毎日観察してみましょう。
細菌が体内に入るのを防ぐ
先ほども言ったように舌の汚れである舌苔は、寝ている間に舌の上に浮き出てきます。体内の毒素や未消化物、死んだ白血球のカスなどが多く舌についている状態なので、朝起きた時が一番汚れています。
朝起きて、そのまま水を飲んでしまったり、モノを食べてしまったりするとその毒素ごとまた体内に吸収してしまいます。...考えただけでも気持ち悪いですよね?
舌苔などの汚れは体内に入ると、血管やリンパ管など内側にこびりつき血液やリンパの流れを阻害して体の不調に繋がってしまい…さらにその毒素が舌苔となって舌の上に付着する…という悪循環を生み出します。
また、舌苔は朝の10時頃までに取り除かないと体内にまた入り込んでしまうと言われているので、出来るだけ早起きし、まずはタンスクレーパーで舌の掃除をするようにしましょう。口の中を清潔にするだけではなく身体の健康の為にも舌のお掃除は重要なんですね。
口臭予防・歯周病予防
人間の口の中には多くの細菌やバクテリアが常に存在しています。口の中に存在する細菌の中で「嫌気性細菌」という空気に触れる事を嫌う細菌が舌苔に付着すると、舌の表面にある汚れや食べ物のカスなどのタンパク質を分解し始めます。
その時に発生する硫化水素という物質が嫌な臭いになるのです。そのため、舌苔が多く口の中に残っていればいるほど、細菌が付着し臭いの元を作り、口臭に繋がっていきます。歯周病も口の中にいる細菌によりかかる病気なので、タンスクレーパーは口臭予防・歯周病予防になるんですね。
朝起きて口がねばつく...口臭が気になるという方はタンスクレーパーをすることにより改善された!という方も多くいます。
味覚が良くなる
舌苔は舌の表面にある味を認識する味蕾(みらい)と呼ばれるツブツブした突起の間や表面にこびりつき、膜を張ったようになるため舌苔が邪魔を味覚を鈍くしてしまうことがあります。
タンスクレーパーでまんべんなくキレイに舌を掃除することで味蕾が本来の力を取り戻し、食事の味をより感じやすくしてくれます。塩分が控えめでも食事が美味しく感じるので健康にも繋がっていきますね。
このようにタンスクレーパーでの舌のお掃除だけで、たくさんのメリットがあります。口腔内の衛生環境を整えるだけでなく体全体の健康にも繋がっていきます。
舌の掃除は歯ブラシでしてもいい?
タンスクレーパーを使わなくても、歯ブラシで掃除したほうが楽だし簡単じゃない?と思われる方もいるかと思いますが、歯ブラシで舌を掃除することはおすすめしません。歯ブラシの毛先部分を舌に強くあて、こすることにより味蕾が傷つきやすくなり酷い場合には味覚障害になってしまうこともあります。
また、普段歯磨きに使う歯ブラシで舌の汚れを掃除してしまうと、細かい毛の奥に舌についていた細菌などの汚れが入り込みます。歯ブラシのブラシ部分は長時間濡れていることが多く、雑菌が繁殖しやすくなります。歯みがきの度に雑菌を口の中に戻してしまう事になってしまうので衛生面からみても歯ブラシでの舌みがきは避けましょうね。
金属のタンスクレーパーなら、お手入れも簡単で舌を傷つけることなく掃除ができます。何より、タンスクレーパーを使った方が効率的にキレイに汚れが落ちるので、初めて使った方はその爽快感にクセになる方も多いほど!
ただ、タンスクレーパーも強く押し付けたり、同じ個所を何度もこすってしまうと舌を傷つける原因になりますので使用の際は優しく使うようにして下さい。
タンスクレーパーはいつするもの?
タンスクレーパーは基本的に朝起きた後に使用するのが一番効果的です。先ほども説明したように、舌苔は寝ている間に舌の上に付着します。寝起きが一番舌が汚れている状態なので、起きたらまずは洗面所に向かいタンスクレーパーで舌のお掃除をしましょう。
他にも就寝前の歯磨きをした後に、舌のお掃除をするのもおすすめです。口がさっぱりし、次の朝起きた時も口のねばつきや不快感が減るでしょう。
しかし、さっぱりするからと言って一日に何度もタンスクレーパーを使うと舌を傷つけてしまう原因にもなりますので朝と夜の2回か、多くても朝起きた後・昼食後、就寝前の歯みがき後の3回にしておきましょう。
タンスクレーパーの使い方
- ・タンスクレーパーの持ち手を左右の指で持ち舌を出す
- ・舌の奥にスクレーパーの真ん中がくるようにのせる
- ・軽く重みをのせるぐらいの力でまずは手前にまっすぐ引いて舌をこする
- ・タンスクレーパーを水洗い
- ・舌の左右を1回ずつ程度こする
- ・タンスクレーパーをよく水洗いしてタオルで拭いて保管する
タンスクレーパーを舌の真ん中に合わせたら、軽く重みをのせるぐらいの力でまずは手前にまっすぐ引いて舌をこすります。一回だけでも舌の汚れはキレイにとれます。真ん中を最初にこすったら舌苔がどれぐらいあったかどんな状態か確認して、タンスクレーパーを水洗いし、その後は同じ要領で舌の左右を1回ずつ程度こすります。
注意してほしいのが、白っぽい舌苔は舌の粘膜に複雑にからみついているため完全に取りきることは不可能です。またとても敏感な部分なので、こすりすぎて粘膜を傷つけてしまわないようにしましょう。
使う時の注意点
・力を入れすぎないようにする
・同じ個所を何度もこすらない
・清潔な状態のタンスクレーパーを使用する
・使ったあとはしっかりと洗う
強く力を入れすぎたり、同じ個所を何度もこすってしまうと舌にある味蕾を傷つけ味覚障害になってしまう恐れがあります。使う時は力加減に注意して安全に使いましょう。
タンスクレーパーの素材や選び方
・銅製(殺菌力が高く汚れがよく落ちる)
・ステンレス製(菌が付きにくく錆びずに丈夫。半永久的に使える)
・プラスチック(安価でドラッグストアなどで購入できる)
現在タンスクレーパーにはこの3つの素材が一般的です。
もともとタンスクレーパーは金属のものが一般的でした。最近ではドラッグストアなどでもプラスチック製のタンクリーナーなどを見かけますが、丈夫で長持ち更には殺菌効果のある金属製のものを使うことをおすすめします。銅には銅イオン作用という、水に混ざると高い殺菌作用を発揮する作用があります。この銅イオンの作用により微生物の発生を防ぎ、高い抗菌効果を発揮すると言われています 。
このことから銅製のタンスクレーパーは殺菌力が高くアーユルヴェーダで使われるものは銅製のものが主流です。ただ銅なので長い間使っていると錆びてくるというデメリットがあります。
他にもステンレス製のタンスクレーパーもあり、ステンレスは丈夫で錆びずにほぼ半永久的に使用でき、菌が付きにくいのがメリットで現在は銅よりも人気が高いタンスクレーパーです。
ティラキタでもこのステンレス製のタンスクレーパーを取り扱っており、アーユルヴェーダ部門では一番人気の商品です!
個人的にプラスチック製のものは汚れが取れにくく、環境にも良くないのでおすすめしません。金や銀、スズや真鍮のタンスクレーパーもあるそうなので実際に手に取ってみて自分にあったタンスクレーパーを探してみましょう!
タンスクレーパーの取り扱い方法
タンスクレーパーの取り扱い方法としては、基本的に使用後に水洗いをしてしっかりと汚れを洗い流します。洗う時に洗剤や石鹸は使わなくても大丈夫です。綺麗に水洗いした後はタオルなどで水気をふき取り、湿気のすくない乾燥した場所に保管しておきましょう。
銅製のタンスクレーパーは長く使っていると錆や変色などが起こる事があります。衛生的には無害で問題ありませんが、錆や変色が気になる場合は、歯磨き粉やレモン汁などをやわらかい布につけて軽く磨くと元通りの綺麗な姿に戻りますので試してみて下さい。
タンスクレーパーと一緒に行うとより効果的なごま油のうがい
タンスクレーパーに慣れてきた人にワンポイント上級者のケア方法が、ごま油のうがいです。タンスクレーパーでキレイに舌苔(ぜったい)を取り除いた後、ごま油を口に含み3分〜5分程くちゅくちゅして吐き出します。ごま油には口に残っている汚れを溶かし込む性質があるので、タンスクレーパーとの相乗効果でさらにスッキリ!
ごま油のうがいには、さらに味覚を高めたり口内炎や咽頭炎の予防、頭痛予防などいい効果が沢山あります!
油でうがいなんて、ぬめっとしていて気持ち悪そう…と思う方もいるかと思いますが、逆にさっぱり爽快感があり、病みつきになる人もいるほど。ぜひ、タンスクレーパーに慣れてきたらごま油うがいも一緒にしてみましょう。
まとめ
様々な魅力があるタンスクレーパーいかがでしたか?アーユルヴェーダでは体の毒素でもある舌苔(ぜったい)を毎日掃除することは、健康につながると考えられており、舌のお掃除はとても重要なことです。タンスクレーパーを使った舌のお掃除は誰でもすぐに生活に取り入れることができ、一度試してみるとその爽快感にハマってしまうほど。使い続けていくと習慣になり、歯みがきと同じような感覚でできるようになります。
毎朝起きて舌をキレイにタンスクレーパーで掃除したあとにゆっくりと白湯を飲めば身体もあたたまり、すっきりと一日を迎えられるでしょう。ぜひ、健康のためにもお口のケアのためにも、毎日の生活にタンスクレーパーを取り入れてみてはいかがでしょうか?
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