ヘナって一体何?

ヘナのカラーリングや、ヘナタトゥーなどその名前を聞いたことがある人は多いと思いますが、実際にヘナについて知っている方は少ないと思います。何となく自然由来のもの…というイメージがあるヘナですが一体どのようなものなのでしょうか?
ヘナは、ミソハギ科の植物で学名は「Lawsonia
inermis(ローソニアイネルミス)」と言います。日本では
「指甲花(シコウカ)」や
「ツマクレナイノキ」と呼ばれていますが、ご存知の方はあまりいないと思います。このヘナという植物はインドでは昔から薬草として親しまれており、
インドの伝統医学であるアーユルヴェーダでも代表的なハーブとされてきました。
ヘナはインドや北アフリカなどの乾燥した地域が原産で、木は高さ3~6mまで成長し、香りのある白や薄紅色の花を咲かせるのが特徴です。
ヘナの歴史

ヘナの歴史は古く、紀元前5000年前から宗教的なペイティングや染料として使われており、旧約聖書の中でもヘナに関する記述が残されています。
あの3大美女として有名な
クレオパトラもヘナを爪に塗ってマニキュアのように使いおしゃれを楽しんだり、ウールで出来たペルシャ絨毯を染めるための染料としても使われてきました。
ヘナという名前はこのミソハギ科の植物を指しますが、現在ではヘナは染料という使われ方が一般的になったため、ヘナを配合した天然原料染料を「ヘナ」と呼ぶのが一般的になっているようです。
ヒンズー教では、幸運の女神であるラクシュミーが、ヘナを好んで使っていたと伝えられており、そのため結婚式などのお祝い事やお祭りで、女性は手や足などに
メヘンディ―と呼ばれるヘナタトゥーを施してお祝いをする習慣が今でも一般的に行われています。
その際、ヘナタトゥーの色が濃くつけばつくほど女性が幸せになれるという占い的な一面もあるそうです。女性が占い好きなのは世界共通なんですね!
染料としてのヘナ

ヘナの葉には、
「ローソン」という色素成分が含まれています。この
ローソンはタンパク質に反応して結合して染め上げる性質があるため、たんぱく質でできている人の髪はもちろん、肌や爪もヘナで染めることができます。
一番有名なヘナを使ったカラ―リングは、ヘナに含まれるローソンが、髪のキューティクルのすき間から浸透し、ケラチンというタンパク質に絡みつくことで髪が染まるという仕組みです。
ヘナだけで染め上げるという印象がありますが、実際にはヘナのみだと白髪などの色素がない髪ははオレンジ色にしか染まらないため、藍色の色素をもつインディゴなどの他の天然成分を加えることで2種類の色素が重なり、黒や濃いブラウンに染まるようになります。
ただ、天然成分100%のヘナは化学薬品で作られたヘアカラーのように黒髪を明るくすることはできませんので、
白髪染めに使われることがほとんどです。
ヘナの効果
トリートメント効果

ヘナには
髪のタンパク質を補修する効果があるため、髪に受けたダメージを補修してくれます。また、髪の保水力を高める作用や毛穴の汚れを取る作用、頭皮をみずみずしい状態にする効果もあり染めるだけでなく頭皮を健康にし潤いのあるしなやかな髪へと導いてくれるのです。
そんなヘナはヘアカラーでもあり、
ハーブの天然ヘアパック!女性には嬉しい効果が沢山詰まったヘナカラー。使用の際にはたっぷり塗り、時間をおいて、頭皮と髪を癒してあげましょう。
デトックス効果
また、ヘナはアーユルヴェーダで使われる薬草で、
毒素排出・炎症抑制・新陳代謝を良くする効果があると言われています。頭皮につけることにより、毛穴の奥の汚れを排出、頭皮の血行をよくしながら、トラブルを緩和し頭皮環境を整えていきます。ヘナを続けて使うことにより、頭皮のデトックス効果にもなり健康な髪を生み出す効果が期待できます。
リラックス効果
ヘナは、見た目の色とはうらはらに
お茶っ葉のような優しい香りがします。そんなヘナの香りは日本人になじみやすく嗅いでいると、心が落ち着いて癒されていきます。インドには、ヘナの花の部分から抽出したアロマオイル(エッセンシャルオイル)もあり、リラックス効果や、不眠予防、ストレス解消に効果があるそうです。
ヘナカラーのメリット
天然成分なので髪や頭皮に優しい
ヘナパウダーは植物から出来ているため、
天然の成分100%です。化学薬品を使ったヘアカラー剤は刺激が強くアレルギー反応が出てしまう人も少なくありません、ヘナカラーはそんな心配もなく、安全に白髪を染めることが出来ます。しかも、染めるだけでなく保水力もあるのでトリートメント効果もばっちり!艶のある健康的な髪へと変わっていきます。
コスパがいい
美容院でするカラーリングや市販で売っているカラー剤は結構なお値段なので、頻繁にしなくてはいけない白髪染めはお財布の負担に…。しかし、ヘナカラーでしたら100gで1300円程で購入できるため、セミロングやショートの方であれば2回は使用できます。
大容量で安く買っておけばその分コスパもよくなるので、よく白髪染めをする人はヘナパウダーを多めに買っておいてストックしておきましょう。
環境に優しい
ヘナは植物成分なので
環境汚染の心配がなく安心して使うことができます。化学薬品を使ったカラー剤は毎回のカラーリングで大量の化学薬品を水と一緒に流しています。小さなことですが、天然の成分を使うのは地球や私たちにとっても重要なことです。
ヘナのデメリット
ヘナの独特のニオイが気になる
ヘナには植物成分の
独特な香りがあるのが特徴です。慣れてしまうと気にならなくなりますが、染めたてやヘナを初めて使う人は少し気になるかもしれません。
髪を明るくすることはできない
ヘナは色素の薄い髪に色を入れて染め上げるもので、化学薬品を使ったカラー剤のような
ブリーチ作用はありません。黒い髪を明るくする効果がありませんので注意しましょう。
ヘナを選ぶときのポイント
ヘナは他の作物と同じようにその品質にもグレードがあります。良質のヘナは、
ヘナの花が開花する前に採られる新葉が絶対的な条件です。新葉は、色素や薬効成分を多く含んでいるため染色力やトリートメント効果が優れているのです。開花してしまうと、その成分や色素は花に吸収されてしまいます。
また、ヘナの染色効果は葉に集中して含まれています、ヘナを作る工場によっては生産量を増やし安価に生産するために茎や雑草などの余分な部分まで混ぜてしまうことがありますが、そうすると当然ヘナの染色効果は薄れてしまいます。
ヘナを選ぶ際には開花前の葉だけを選別したヘナを選ぶようにしましょう。ヘナの商品を扱っているブランドのホームページや生産工程について明瞭にしているかチェックすることも重要です。
また、現在ヘナはさまざまな地域で生育されていますが、その土壌によっても品質が大きく変わります。その中でも、
インドのラジャスタン州ソジャットで収穫されるヘナの品質は格別です。生産地やヘナが作られるまでの工程がしっかりわかるような所でヘナを購入しましょう。
ヘナの保存方法
ヘナパウダーは、基本的に
常温で保存が可能ですが、光りと湿気に弱いので湿気の少なく直射日光の当たらないところに密閉して保存しておきましょう。ただ、夏場など極端に温度が上がるような時は
冷蔵庫で保存した方が長持ちします。
未開封のものであれば3年ほど、開封したものであれば2年以内には使い切るようにしましょう。
ヘナの使い方
<準備するもの>
・ヘナパウダー
・大き目のボウル
・泡立て器
・お湯(60℃前後)
・手袋
・コーム(櫛)
・タオル
・ケープ
・ラップ
<髪の長さと使用料の目安>
ショート:パウダー50g、お湯175~200cc
セミロング:パウダー70g、お湯245~280cc
ロング:パウダー100g、お湯350~400cc
<ヘナでの染め方>
・最初にパウダーをお湯に溶かしておきます。大き目のボウルにパウダーを入れ、軽量したお湯を一気に注ぎ泡だて器でやわらかめのペースト状になるまで混ぜます(お湯を一気に入れる加えることでダマが出来にくくなります)
・タオルやケープなどで、衣服や床が汚れないように準備します
・ホホバオイルなどの植物油で髪や頭皮を保湿します(しなくても問題ありません)
・髪をオールバックにコーム(櫛)でかきあげ、顔周りを塗りやすくします
・最初に顔周りを塗り始め、そのあと分け目を塗っていきます
・根元からたっぷり塗り始め、残りの部分も塗っていきます
・全て塗り終わったらラップをして、その上かたタオルを巻き保温します
・放置時間はだいたい最短45分~120分ほど置きましょう。長く置けばおくほど良く色が入っていきます
・時間を置いたら、しっかりとすすぎシャンプーやトリートメントをしてください
ヘナを使う際の注意点

ヘナは自然の成分なので髪や体には安心ですが、まれにアレルギー体質の方で
「草木かぶれ」という植物アレルギー症状を起こしてしま場合があります。
肌あれやかゆみなどトラブルの原因にもなりますので、使用の2日前(48時間前)は
必ずパッチテストを行いましょう。過去にヘナカラーで異常がなくても、体調や植物の成分によってかぶれる場合がありますので毎回必ず行って下さい。
<パッチテストの方法>
・少量のヘナをぬるま湯で溶き、二の腕の内側にヘナを十円玉大に薄く塗り、その上から絆創膏でカバーし、48時間置きます。(テスト中でもかゆみ等異常を感じたら直ちに洗い流しテストを中断して下さい。)※肌が敏感でかぶれやすい方は頭皮や生え際のあたりでも一度パッチテストを行ってください
・洗い流した後、2日間(48時間)様子を見ます。赤み、かゆみ等の異常が出た場合はご使用をお止め下さい。
ヘナは
「薬草」としても使われるほど、薬効成分が高い植物にもなります。そのため、身体に思わぬ効果が現れる可能性がありますので生理中や妊娠前期の体調が不安定な時は使用しないでください。妊娠中は安定期に入っていれば使用可能です。
ヘナカラーをする際には衣服や床に着かないよう十分に注意して下さい。シミになる原因にもなります。
ヘナカラーの特徴
ヘナカラーを使う際に知っておきたいことがあります。ヘナの発色が出来るまでに時間がかかり、
ブラウン系のヘナの場合は染めた直後は緑色に発色する場合があります。
これは草木染めの特徴で、緑色に発色した部分は、空気に触れることにより、だんだんと濃いブラウンに変化します。すぐに希望の色にはならないので大切な用がある日などの前日は避け、日にちに余裕をもって染めましょう。
また、ヘナは化学薬品を使ったヘアカラーとは違い、植物の力を使った優しいカラー剤になります。慣れないうちはムラが出来てしまったり、思った色にならないことも…。ただ、慣れてくるとヘナを使コツがわかってきますので何度が使ってみましょう。
ヘナの色選びで失敗しないポイントは、
白髪の割合に合わせて色を選ぶ
ことです。白髪の割合が少ない方は
明るい色のヘナ、白髪の割合が多い方は
暗い色のヘナを選ぶようにするとキレイに染められます。
ティラキタで取り扱うIndiaherbのヘナパウダー

ティラキタでは、美容院の現場で安全性・品質どちらも共に認められたこだわりの
IndeyHerbsのヘナパウダーを取り扱っています。
こちらのヘナはインドのラジャスタン州ソジャット産のヘナ葉を手で丁寧に不純物を取り除いた世界でも珍しい
最高品質のヘナになり、通常のヘナ製品は選別を行なわず不純物が多いのに対し、当製品は人間の手と目で確かめて選別を行ないます。
そのため通常のヘナ製品よりも
約20%以上純度が高く安全にしっかり染め上げることができます。
またIndeyHerbsのヘナは栽培・収穫・製造・流通すべてにおいてクリアで、
インドで働く人々の思いや優しさが詰まったヘナパウダーです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?自然の成分で優しく白髪を染め上げるヘナカラーリング。トリートメント効果もあり髪にも肌にも優しいことから
白髪染めは絶対にヘナがいい!という方も多くいらっしゃいます。使い始めはなかなか難しいかと思いますが、慣れるとパウダーさえあればいつでも簡単に白髪染めが出来るようになります。髪にも環境にも良い白髪染めのヘナ、ぜひ一度試してみて下さい!