インド藍ブロック - インディゴケーキの簡単な使い方
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■伝統的な自然染料で簡単に藍染
インド藍ブロック、通称インディゴケーキとは、何千年も使われてきた、伝統的な自然染料です。農園で栽培された藍を、産地で発酵させ、長期保存可能で、誰でも簡単に使えるようにしたものです。紀元前から作られている伝統的な染料で、とっても簡単に藍染めをすることができます。
インディゴケーキは、歴史ある染料ですが、現代では余り見ることがなくなり、南インドの一部で細々と生産が続けられています。珍しいものですので、ヨーロッパでは博物館に収蔵されていたりするそうです。
かつてはインドからヨーロッパに至るまで広く使われていて、インディゴケーキに生産した会社のスタンプが押され、ブランドになっていた時代もあると聞きます。
■白い布を藍で染めてみる
今回は白に白がプリントされた布の切れ端を使って、素敵な模様のインディゴ布を作ってみました。用意する布はどんなものでも構いません。
シミが付いた古いシャツなども、一度染めるとまた生き返ってフレッシュな気持ちで着ることができますよ。
1.材料を揃えます
インディゴケーキは天然の藍の固まりですので、伝統的な方法で染め汁を作る(藍を建てる)とベストですが、大変難しいので、ここでは誰でもできる簡単な方法で染汁を作ります。インド藍の風味を楽しみつつ、ご自宅で簡単に染めることができますよ。
インディゴケーキと、ハイドロコンク、ソーダ灰を用意します。
色止め剤として、お酢かみょうばんがあれば、なお良しですが、なくても大丈夫です。
2.インディゴケーキを粉末状にします
インディゴケーキは乾燥して固くなっているので、そのまま水に入れても上手に溶けません。水に入れる前にスパイスグラインダーで、粉末状にしましょう。
粉末にする目安は、水1Lに対し、インディゴケーキ20gです。
インディゴケーキの品質によっても濃さが異なります。品質が良ければよいほど、染まる成分が多く入っています。
濃さが足りない時は、後から追加しても大丈夫です。
3.細かい粉末になりました
できるだけ細かく粉末にします。大きな塊が残らないようにしましょう。
スパイスグラインダーをお持ちでない方は、トンカチとかでできるだけ細かくしてくださいね。
4.インディゴケーキを水に溶かします
粉末にしたインディゴケーキを投入します。インディゴの量を加減することで、濃さが調節できます。
高品質のものほど藍の成分が濃いので、同じ量を入れてもより良く染まります。
粉末を水に入れて数時間待ち、その後、ゴム手袋をはめて、藍汁の中に手を入れ、底の方にある溶け切っていない藍をきちんと溶かしましょう。
この時、ゆっくりと優しく溶かしてください。バシャバシャ泡立ててはいけません。藍染液の中に酸素が混じって、染まらなくなってしまいます。
5.アルカリ性にします
インディゴケーキを溶かした液は、藍色をしていますが、そのままでは染まりません。布に染まるように、ハイドロコンクとソーダ灰を使います。染液1Lに対し、ハイドロコンク5gとソーダ灰20gを入れます。
染液の温度はちょっと暖かいくらいの20度から40度くらいがちょうど良いです。
ハイドロコンクとソーダ灰はゆっくりと入れて、染汁に酸素ができるだけ入らないように優しく混ぜてください。
ソーダ灰が染液をアルカリ性にして、水に溶けない性質の藍を、水に溶かします。ハイドロコンクは、染液の中の酸素をなくします。
15分~30分くらい経つと、多少ですが、泡が立ってきます。写真はかき混ぜた後ですので、泡が多めに立っていますね。
そして、藍色だった染液の色が徐々に黄色っぽくなってきます。
これで染液の準備が完了しました。
6.染めるものを水に濡らします
きちんとムラなく染めるために、染めたいものを水に浸します。汚れなどがついているとムラになるので、汚れも落としておきましょう。
水は軽く絞っておきましょう。
7.染めます
染液に染めたいものを入れ、十分に藍を吸収させす。染める時間は1~2分くらいです。
染めたいものを空気にさらすとムラになるので、漬けたままにしておきましょう。
8.空気にあてる
染液から取り出して、よく染液を絞ります。できたら、絞るときに絞り汁は元の染液と混ぜないようにしてください。絞った染汁には酸素がたっぷりと含まれていますので、染まらない染液になります。なお、染まらない染液になった場合は、ハイドロコンク(還元剤)を追加で入れて、染液の中から酸素を追い出せば復活します。
染液は数カ月間保存が可能ですが、染まらなくなると思います。染まらなくなったら、ハイドロコンクを入れてみてくださいね。
開いて空気に触れさせると、黄緑色が酸化して藍色に変わります。
濃く染めたいときは、浸けては絞り、空気に触れさせるこの工程を何回か繰り返してください。
9.余計な染料を流します
水で余計な染料を流します。10回くらい洗うと、だいぶ色が落ちなくなってきますよ。
色止めをしたい場合は、お酢が有効です。
3から5倍位に希釈したお酢に、5分程度漬けておくと色止めになります。
10.乾燥させます
色止めが終わったら、乾燥させて完了!!!できました~
材料さえあれば、思ったよりもずっと簡単なインド藍のブロック染め。
古代の隊商が運んだのと同じ染料で染められるロマンある染色です。
ぜひ、お試しくださいませ。
11.染まり方の目安
こちらは標準品20gを水1Lに溶かして染めたものです。結構しっかり染まっています。ですので…水1Lに対し、
標準品:18-20g
良品:15-18g
最高級品:10-15g
でまずは試し、染まりが足りなかったら、インディゴケーキを追加するというので良いのかなと思います。
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