Jaan-E-Mann

これは文句なしに楽しいモダン・マサラ映画。大変気に入りました。あのＫＡＮＫと同じく大半の場面が北米を舞台にしていますが、違和感なく鑑賞できました。サルマン・カーンは奇天烈ぶりを押さえて格好良さを上手く出していたし、プレイティーの写り映えも綺麗さ・可愛さが120％（自然光の下で学生を演じる回想シーンはさすがに...だが）。アクシャイはアベレージかな。万年オヤジのアヌパヌ氏は後半見せ場無しで残念。
本作で感心したのは、ボリウッドで常套の妄想シーン・回想シーンが非常に洗練された手法で次々インサートされる前半。近年のボリウッドのトレンド＝ハリウッド風味なわけですが、単なる猿真似でない技術・手法の消化ぶりが印象に残りました。それもあって、基本は伝統的インド映画なのに、仕上がりがモダンでスマートな印象を受けました。
本作は粋なラブコメ80％＋家族愛のマサラ風味20％で理屈抜きに楽しめます。エンディングもまあ、しゃれてるしね。おすすめです。

笑える場面がたくさんあって、楽しい！
女装したサルマン・カーン、ゴツいんだけど、とってもラブリーだった！
美しい愛、すばらしい友情、の感動作品。観終わったあと、幸せな気分になります。
挿入歌のSau Dard、とてもいい歌です。