Henna

舞台はパキスタンとインドの国境近く。
インドの青年チャンダルは愛するチャンドニとの結婚を控え幸せの絶頂にあったが
嵐の夜、お祝いの儀式(婚約式？結婚式？)へ向かうチャンダルは車の事故で川に落下してしまう。
パキスタンの村に住む少女ヘナは瀕死の状態で流れ着いた彼を発見する。
ヘナの献身的な看護のおかげで一命を取りとめるが、目覚めた彼は記憶を全て失っていた。
チャンダルの記憶は戻るのか？
悲しみのどん底にありつつチャンダルの生存を信じるチャンドニは？
チャンダルに惹かれていくヘナの愛は。。。？
３人の恋模様とインドとパキスタンの国家間の対立が絡み合い、悲劇へと進んでいく。

十数年前の深夜にテレビで『愛しのヘナ』というタイトルで放送されているのを観ました。
その頃はインド映画が好きなわけでもなく、たまたま目にしただけでした。
インド映画２〜３本目だったでしょうか「インド映画ってやっぱり全部踊るんだ。」と思った覚えがあります。
内容はうろ覚えだったのですが、なぜだかタイトルだけはしっかり覚えていて、折りに触れて「もう一度観たい」と思い出すことがしばしばありました。
そして今回、ようやく入手することが出来ました。
改めて観て、心に残っていたのがわかるような気がしました。
インド映画によくある話といってしまえばそうなるのかもしれませんが。。。
よくある話が一番心にずんと響くって事なんでしょうか。
悲しい映画ではあるけれど、心にほのかに暖かい灯がともる。そんな映画だと思います。
現在インド映画が大好きで嵌りまくっていますが、私のインド映画好きの基礎になった１本なのかもしれません。

蛇足ですが、昔はただのおっちゃん(ごめんなさい)だと思った青年役がリシ・カプールだったとは！！本当に驚きました。