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日本の伝統音楽に三味線という楽器があり、師匠からお弟子さんに伝えるときには「口三味線」と言って、三味線の弾き方やリズム・音程などを言葉や歌として伝える事があります。そのときに使う言葉(チンとかテンなど)には、ちゃんとした決まりがあり、その場のフィーリングで適当に言ってるわけではなく、その言葉を使うとどんな音楽なのかその筋の人たちには分かってしまう、と言うものだそうです。インドの打楽器の世界にも同じ事があるようで、太鼓で演奏する音色・リズムなどを伝えるときに、口で言葉(?)として表現します。それを『ボール』と言うそうです。このボールなるものは、基本的には練習用だと思いますが、そのすさまじいことこの上ないので、そのボール自体を演奏の一つとしてCDに載せいている作品も少なくないようです。
さて、このCDを拝聴すると、まず1曲目にこの『ボール』の超絶技巧を目の当たりにします。(昔流行った、スキャットマンなんちゃらのさらに上を行くこと間違いなしです。)この曲だけでも、一聴の価値ありです。
…とは言いながら、それから続く曲は、私のような素人が聴くからだと思いますが、確かにとってもとってもすごく上手なんですけど、「このCDじゃなくても良いかなぁ…」と感じてしまいました。
インドの音楽に造詣のある方々には、珠玉の逸品なんでしょうが、素人が聴くとその価値がとらえられずスミマセン。
あと、紙ジャケだったので仕方ないことかもしれませんが、ケース内部のプラスチック部分が大きく破損していて、第一印象が悪かったってのも影響しているかも…。音楽には、もっとおおらかな気持ちで接していかなきゃいけないですね。
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