トルコの食を深く掘り下げる
世界の食文化〈9〉トルコ
商品番号:TRMAG-194
予約受付中
■世界3大料理?
東西の文化の交差点が生んだフランス・中国と並び「世界3大料理」と称されるトルコ料理の真髄。トルコ料理はなぜ世界三大料理の一つなのか?ケバブだけがトルコ料理ではない。豊かな食の世界を歴史に遡り紹介いたします。■目次
) はじめに─イスタンブルの街角にて─ボスポラスのほとり、マルマラの岸/イスタンブル旧市街の雑踏/スパイスの芳香、露店の匂い/市場と食物屋と/食の宝庫
第1章 トルコ料理は世界三大料理の一つ?
トルコ料理は世界三大料理の一つ?/料理と自然/文明と文化/様々な文化と文化世界/文字圏と食文化/三大料理論と食文化圏
第2章 トルコ料理の諸源流
トルコ料理の諸源流/トルコ民族の伝統/トルコ民族とイスラムとの出会い/中央アジアからアナトリアへ/諸源流の融合の場としてのオスマン帝国/イスラム食文化の伝統/ビザンツの遺産と地中海の食材世界と
第3章 オスマン帝国の遺産
場としてのオスマン帝国の形成/オスマン帝国下における食材圏の拡大/食の文化の成熟器としてのイスタンブル/宮廷と「御殿風」/都と鄙と/年中行事と祝儀もの
第4章 文化としての食の作法
トルコの食の伝統的作法/「指食圏」としてのイスラム世界/イスラム的座食の作法/食卓のしつらえ/食器の品揃え/金器から中国陶磁器へ/二食制から三食制へ
第5章 大地と海と食材と
トルコ料理とその食材の空間的背景/アナトリアとトルコ領ヨーロッパ部の気候帯と生態系/麦と米との接点としてのトルコ/豆と芋と/茄子と胡瓜と/青物の色々/玉葱と人参とトルコ大根と/果物と木の実と/いま一つの陸の幸─家畜と家(〓擒のてへんがない漢字)/川と湖の幸/海の幸/帝国の食材圏/食材圏としてのインドとその彼方の世界/中南米渡米の品々
第6章 調味料とだしと
塩調味料圏の一画/だしとしての羊汁/隠し味としての玉葱の役割/アクセントとしての酸味の役割/トマトの普及とその用法/バター圏とオリーヴ油圏と/甘味料の色々/ハーブとスパイス/辛味の変遷
第7章 料理書に現れたトルコ料理の諸ジャンルの変遷
古料理書に現れた料理の区分/最古の刊本料理書の料理の区分/オスマン食文化の総目録的料理書/現代の料理書の分類のいくつかの例
第8章 前菜とサラダと
メゼ─トルコ式前菜/サラダとジャジュク
第9章 卵料理とスープと
卵料理の用法/スープの色々/トルコのスープの品揃え
第10章 ケバブとキョフテと魚と
ケバブだけでない肉料理の多様性/料理書でのトルコ料理におけるケバブの位置/トルコ式焼肉の原型としてのチェヴィルメ/詰め物焼きドルマ/衰退しつつある料理名キュルバストゥ/ケバブの色々/串焼き系ケバブの色々/直火のトルコ式つくねと、その諸タイプ/クユとタンドルと/煮物的ケバブの数々/ケバブ以外の様々な肉料理/キョフテ─トルコ式肉団子/蔵物と頭と/羊以外の獣肉と鳥肉と/川と海の幸の食べ方
第11章 野菜料理の豊富さ
野菜料理の諸ジャンル/「坊さんが目を回した」─野菜料理の華/ゼィティン・ヤール・ドルマの数々/ピラーキー/温かい野菜料理の諸ジャンル/肉入りのドルマの品揃え/ムサカとトゥリュリュと/トルコ式煮豆の変遷
第12章 パンとピラフとパスタと
パン食圏としてのトルコ食文化/パンとパン焼きかまどと/パイの色々/お焼きとトルコ式ピッツァ/トルコ式麺類の乏しさ/マントゥのきた道/おかずとしてのピラフ/庶民の食事としてのブルグル・ピラフ/口がわりとしてのトゥルシュ
第13章 酒なき世界の食卓の飲み物
イスラムの戒律としての禁酒/水の貴さ/シャーベットの源流/宮廷風健康飲み物の味/それでも酒は禁断の美酒/メイハネの世界/馬乳酒と民族主義
第14章 甘味の世界
酒なき世界における甘味の優位/甘味のジャンルと種類/トルコ式プディングとその同類/焼き菓子づくし/サヴァランの源流/ヘルヴァという甘味/トルコ菓子の代表としてのロクム/エズメ─トルコ式半生/飴と砂糖細工/木の実や果物素材の甘味の色々/レチェルとシュルプ/ホシャプとコンポスト/コーヒーなき時代の嗜好飲料/コーヒーの到来/カフヴェの世界/トルコ・コーヒーの入れかた/トルコ・コーヒーの作法/喫茶の風習の伝来/カフヴェの変容
おわりに─近代化と食の文化の変容─
伝統と変化と/「西洋の衝撃」の到来/食文化における「西洋化」の進展/トルコ食文化の変化の緩慢さ/グローバリゼーションの深化と外食文化の変容/ノスタルジック・アナトリアとノスタルジック・オスマン風と/トルコ料理の海外への拡がり
■著者紹介
鈴木 董(すずき ただし)1947年、神奈川県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学大学院法学政治学研究科博士課程修了、法学博士。1972─75年イスタンブル大学文学部留学。東京大学東洋文化研究所教授。著書に『オスマン帝国─イスラム世界の柔らかい専制』(ちくま新書)、『図説イスタンブル歴史散歩』(河出書房新社)、『食はイスタンブルにあり─君府名物考』(NTT出版)など、編著に『アジア読本・トルコ』(河出書房新社)など。
出演、製作者 | 鈴木 董(すずき ただし) |
---|---|
ブランド | 農山漁村文化協会 ( ノウサンギョソンブンカキョウカイ ) |
ページ数 | 304ページ |
サイズ | A5判 |
初版 | 2003年10月 |
おことわり | 本の裏表紙にある価格表示には消費税が記されていない場合や定価金額が書かれたものがございますが、消費税の増税にともない冊子や雑誌等の印刷物には、本体価格に消費税がかかります。あらかじめご了承下さい。 |
【大ロットでの購入について】 | 飲食店様、雑貨店様など、業務用の数の多いご注文も大歓迎です。在庫がある分は即納できます。ご希望の方はお気軽にご相談ください。 |
表紙
裏表紙
■世界3大料理?
東西の文化の交差点が生んだフランス・中国と並び「世界3大料理」と称されるトルコ料理の真髄。トルコ料理はなぜ世界三大料理の一つなのか?ケバブだけがトルコ料理ではない。豊かな食の世界を歴史に遡り紹介いたします。■目次
) はじめに─イスタンブルの街角にて─ボスポラスのほとり、マルマラの岸/イスタンブル旧市街の雑踏/スパイスの芳香、露店の匂い/市場と食物屋と/食の宝庫
第1章 トルコ料理は世界三大料理の一つ?
トルコ料理は世界三大料理の一つ?/料理と自然/文明と文化/様々な文化と文化世界/文字圏と食文化/三大料理論と食文化圏
第2章 トルコ料理の諸源流
トルコ料理の諸源流/トルコ民族の伝統/トルコ民族とイスラムとの出会い/中央アジアからアナトリアへ/諸源流の融合の場としてのオスマン帝国/イスラム食文化の伝統/ビザンツの遺産と地中海の食材世界と
第3章 オスマン帝国の遺産
場としてのオスマン帝国の形成/オスマン帝国下における食材圏の拡大/食の文化の成熟器としてのイスタンブル/宮廷と「御殿風」/都と鄙と/年中行事と祝儀もの
第4章 文化としての食の作法
トルコの食の伝統的作法/「指食圏」としてのイスラム世界/イスラム的座食の作法/食卓のしつらえ/食器の品揃え/金器から中国陶磁器へ/二食制から三食制へ
第5章 大地と海と食材と
トルコ料理とその食材の空間的背景/アナトリアとトルコ領ヨーロッパ部の気候帯と生態系/麦と米との接点としてのトルコ/豆と芋と/茄子と胡瓜と/青物の色々/玉葱と人参とトルコ大根と/果物と木の実と/いま一つの陸の幸─家畜と家(〓擒のてへんがない漢字)/川と湖の幸/海の幸/帝国の食材圏/食材圏としてのインドとその彼方の世界/中南米渡米の品々
第6章 調味料とだしと
塩調味料圏の一画/だしとしての羊汁/隠し味としての玉葱の役割/アクセントとしての酸味の役割/トマトの普及とその用法/バター圏とオリーヴ油圏と/甘味料の色々/ハーブとスパイス/辛味の変遷
第7章 料理書に現れたトルコ料理の諸ジャンルの変遷
古料理書に現れた料理の区分/最古の刊本料理書の料理の区分/オスマン食文化の総目録的料理書/現代の料理書の分類のいくつかの例
第8章 前菜とサラダと
メゼ─トルコ式前菜/サラダとジャジュク
第9章 卵料理とスープと
卵料理の用法/スープの色々/トルコのスープの品揃え
第10章 ケバブとキョフテと魚と
ケバブだけでない肉料理の多様性/料理書でのトルコ料理におけるケバブの位置/トルコ式焼肉の原型としてのチェヴィルメ/詰め物焼きドルマ/衰退しつつある料理名キュルバストゥ/ケバブの色々/串焼き系ケバブの色々/直火のトルコ式つくねと、その諸タイプ/クユとタンドルと/煮物的ケバブの数々/ケバブ以外の様々な肉料理/キョフテ─トルコ式肉団子/蔵物と頭と/羊以外の獣肉と鳥肉と/川と海の幸の食べ方
第11章 野菜料理の豊富さ
野菜料理の諸ジャンル/「坊さんが目を回した」─野菜料理の華/ゼィティン・ヤール・ドルマの数々/ピラーキー/温かい野菜料理の諸ジャンル/肉入りのドルマの品揃え/ムサカとトゥリュリュと/トルコ式煮豆の変遷
第12章 パンとピラフとパスタと
パン食圏としてのトルコ食文化/パンとパン焼きかまどと/パイの色々/お焼きとトルコ式ピッツァ/トルコ式麺類の乏しさ/マントゥのきた道/おかずとしてのピラフ/庶民の食事としてのブルグル・ピラフ/口がわりとしてのトゥルシュ
第13章 酒なき世界の食卓の飲み物
イスラムの戒律としての禁酒/水の貴さ/シャーベットの源流/宮廷風健康飲み物の味/それでも酒は禁断の美酒/メイハネの世界/馬乳酒と民族主義
第14章 甘味の世界
酒なき世界における甘味の優位/甘味のジャンルと種類/トルコ式プディングとその同類/焼き菓子づくし/サヴァランの源流/ヘルヴァという甘味/トルコ菓子の代表としてのロクム/エズメ─トルコ式半生/飴と砂糖細工/木の実や果物素材の甘味の色々/レチェルとシュルプ/ホシャプとコンポスト/コーヒーなき時代の嗜好飲料/コーヒーの到来/カフヴェの世界/トルコ・コーヒーの入れかた/トルコ・コーヒーの作法/喫茶の風習の伝来/カフヴェの変容
おわりに─近代化と食の文化の変容─
伝統と変化と/「西洋の衝撃」の到来/食文化における「西洋化」の進展/トルコ食文化の変化の緩慢さ/グローバリゼーションの深化と外食文化の変容/ノスタルジック・アナトリアとノスタルジック・オスマン風と/トルコ料理の海外への拡がり
■著者紹介
鈴木 董(すずき ただし)1947年、神奈川県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学大学院法学政治学研究科博士課程修了、法学博士。1972─75年イスタンブル大学文学部留学。東京大学東洋文化研究所教授。著書に『オスマン帝国─イスラム世界の柔らかい専制』(ちくま新書)、『図説イスタンブル歴史散歩』(河出書房新社)、『食はイスタンブルにあり─君府名物考』(NTT出版)など、編著に『アジア読本・トルコ』(河出書房新社)など。
出演、製作者 | 鈴木 董(すずき ただし) |
---|---|
ブランド | 農山漁村文化協会 ( ノウサンギョソンブンカキョウカイ ) |
ページ数 | 304ページ |
サイズ | A5判 |
初版 | 2003年10月 |
おことわり | 本の裏表紙にある価格表示には消費税が記されていない場合や定価金額が書かれたものがございますが、消費税の増税にともない冊子や雑誌等の印刷物には、本体価格に消費税がかかります。あらかじめご了承下さい。 |
【大ロットでの購入について】 | 飲食店様、雑貨店様など、業務用の数の多いご注文も大歓迎です。在庫がある分は即納できます。ご希望の方はお気軽にご相談ください。 |
世界の食文化〈9〉トルコの類似商品
ラーキー - インドの紐ブレスレット トルコ
580円
(1)
(1)
トルコ製 ビジューのナザールネックレス
1080円
モザイクガラスのアラビアンランプ - 床置
8800円
(2)
(2)
アラブのスイーツ ロクム(ヘーゼルナッツ入り)【Hazem】
1480円
(11)
(11)