Maan Gaye Mughal-E-Azam [DVD]

この映画、何と言ってもマッリカーちゃんが可愛いいい！
デビュー作こそエロ・メロ・スリラー路線でしたが「Pyaar Ke Side/Effects」あたりから弾けまくって、香港映画でＪ・チェンと共演したり、インド版「猟奇的な彼女」＝「Ugly Aur Pagli」で当たりをとったりと大活躍。その彼女の最新作がこの映画なわけです。マッリカーちゃんといえばナイスバディなインドのSEXシンボルなんて言われようですけども、Ｈって言うよりあくまで現代的で明るく可愛い（ポップと言って良いかも）のが良いじゃないですか。私、ファンなんですよ。
マッリカーちゃんはゴアの劇団の女優で、スター俳優Ｐ・ラーワルの若妻役。そこへ彼女の魅力にクラクラのＲ・ボースが絡んでくる。実はボースは大規模な爆弾テロを防ぐために派遣された当局のエージェントだった。ドバイのドンが大量のプラスティック爆弾をゴアに陸揚げしようとしている、という情報を掴んだ彼は、マッリカーちゃんやラーワル等どじな劇団員達の協力を得て、テロに立ち向かう...なんて内容のコメディ映画です。
テロ云々は、公開後そう時間をおかずに現実となってシャレになりませんし、ムガールの宮廷文化等古典を笑うというテーマもあまり際だってはいないようにも感じました（Ｋ・Ｋ・メーノンのガザル歌手は笑えた）が、お人好しの亭主に男好きのする若妻＆間男という艶笑譚のグローバル・スタンダードな展開には、あちこちクスクスと笑えて楽しませてもらいました。この映画、マッリカーちゃんに見惚れながら気楽に楽しめば良いのでは、そう思います。