Background Gamelan Music RINDIK

　耳慣れてくると、何とも心地よい木製ガムランの響き。バリのガムランと言えば、金属のお鍋みたいな楽器をジャランジャラン鳴らすイメージが強いですが、このCDの音楽は、音律(使われている音)はガムランと同じ(似ている？)なのに、音質が全然違うので、金属打楽器によるガムランとは、また違った摩訶不思議な感覚になります。たたいて奏でられている音は木や竹の暖かな音。何とも不思議な音楽です。音楽の構造としては、竹笛が素朴なメロディを奏で、木製打楽器がミニマルにも似た細かな伴奏を受け持つという感じです。この２者の調和も、この音楽ならでは、といった感じですね。